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ししゃも
ししゃも

本物のししゃもをご存知ですか?

北海道勇払郡むかわ町の有限会社丸中舛岡水産は本物の「ししゃも」だけを扱っています

是非本物の「ししゃも」をご賞味ください。

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むかわ町の柳葉魚(ししゃも)とは

柳葉魚がやって来る鵡川とは

柳葉魚が産卵にやって来る鵡川は、占冠村の深い森の中を源とする川で135kmの旅をして太平洋に注ぎます。開発による森林伐採で水量が減ったとはいわれていますが、現在も流域の8割は森林で、国土交通省が行う水質調査でも全国ベスト10の常連です。鵡川は上げ潮や、流域の土砂で河口付近がふさがりやすく度々氾濫を起こしてきました。本流には大規模ダムがなく、サケが遡上し、ヤマメが海に下りサクラマスとなって上ってくることもあります。なにより秋にはたくさんのししゃもが上り、人々の暮らしは鵡川そしてししゃもと共にありました。鵡川のししゃもは全国にも有名で、古くから高値で取引されています。

ししゃも
マンホール

「ししゃも」の名はアイヌ語の「ススハム」からきています。 「スス」とは柳、「ハム」とは葉、つまり「柳の葉」という意味です。いかにもその姿を表していますね。漢字でも「柳葉魚」とあてています。

アイヌの神様がくれた魚

ししゃもは世界でも北海道の太平洋沿岸の一部でしか漁獲されない希少な日本固有の魚です。しかしなぜここにしか生息しないのかはいまだ謎です。むかわ町では古くから貴重な食糧として地元のみで食されてきました。加工業者が「干しししゃも」を販売するようになり、全国に流通するようになりました。ししゃもの簾(すだれ)干しは晩秋のむかわ町を彩る風物詩となり、その味とともに「ししゃもの町むかわ」として全国に知られるようになりました。ししゃもはむかわ町の町魚でもあり、生干しした「本ししゃも」は平成18年に地域団体商標登録に認定されています。

柳葉魚とは

柳葉魚の成長

意外と知られていませんが、ししゃもは春にサケと同じように川で生まれ、幼魚のうちに川を下り、海で成長して、翌年の秋に産卵のためにまた生まれた川に戻ってきます。鵡川をはじめ、北海道の9つの川のみで遡上が確認されています。10月下旬から11月下旬にかけての日没頃、産卵のときを迎えたししゃもは群れをなして川を上ってきます。オスは婚姻色の黒色に体色を変え、メスはお腹にたくさんの卵を抱えています。産卵のときを迎えたししゃもは群れをなして川を上ってきます。鵡川を上ったししゃもの群れは、川底の砂利に産卵します。1尾のメスが8,000粒もの卵を生むといいます。オスは大きく成長した尻びれでメスを包み抱き込んで受精します。夜の川でドラマチックな生命の引き継ぎが行われているのです。メスの一部は「下りししゃも」といって川を下り、翌年また遡上して産卵しますが、オスは産卵に参加後やがて一生を終えるといいます。ししゃもの生態はまだまだ謎が多く、神秘的な魚といえます。

ししゃも
スーパーで売っているのは柳葉魚ではない別の魚

全国のスーパーで見かけ、「子持ちししゃも」として知られているのはカラフトシシャモ(カペリン)。北太平洋や北大西洋に広く分布し、鵡川で獲れるししゃもとは種も生態も味も全く違います。カラフトシシャモは川に遡上せず海で産卵します。年間3万トンも輸入され、安価で外見や食感が似ているため、本物のししゃもの代用品として全国に流通するようになりました。

本ししゃもとカラフトシシャモの違い

どちらも、サケ目、キュウリウオ科で近い種類のように思いますが、イヌ科のキツネとタヌキ程違います。

柳葉魚違い
鵡川のししゃも
鵡川のししゃも

体長13cm前後 背中は暗黄色、腹側は銀白色。オスは産卵期に婚姻色の黒色に変化する。うろこが大きく、はっきり見える。口が大きく、目の後ろまである。目も大きい。

  • 分類 顎口上目硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区新骨亜区正新骨下区側原棘鰭上目サケ目キュウリウオ科シシャモ属

  • 外国名 英名/Smelt, Shishamo smelt

  • 学名 Spirinchus lanceolatus (Hikita, 1913)

  • 漢字・学名由来 漢字 柳葉魚 Shishamo 由来・語源 1913年に北海道大学の疋田豊治(山形県生まれ。明治15年1882〜昭和45年1970)によって新種として発表された。アイヌ語でスサモ、スシャモと呼ばれていたものを、シシャモとして標準和名にした。・アイヌの神によって柳の葉(「柳=スス」+「葉=ハム」もしくは「柳=シュシュ」+「葉=ハム」)からつくられたという伝説に由来する。・伝説はサケがとれなくて困ったときアインシモリ(アイヌの人)がカムイ(神)に祈りをささげたところ、柳の葉が落ちて魚になった。これがシシャモであった。

  • 生息域 淡水→海水→淡水。海域沿岸部の水深20-30m附近。北海道の太平洋岸。日本固有種。

  • 生態・10中旬〜11月上旬にかけて川を遡上、下流域で産卵する。・産卵後、沿岸域に流れて成長する。・翌秋にはオスは多くが成熟し産卵に参加して死ぬ。また小型のオスは海に残り、翌年2年目に産卵に加わる。メスは1年で成熟産卵、翌年には2度目の産卵をする。・シシャモの寿命は3年から4年。

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カラフトシシャモ(カペリン)

体の色は青みがかった銀色。うろこは小さく、皮と一体となって1枚1枚は識

  • 分類 顎口上目硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区新骨亜区正新骨下区側原棘鰭上目サケ目キュウリウオ科カラフトシシャモ属

  • 外国名 英名/Capellin  ノルウェー語/Lodde

  • 学名 Mallotus villosus (Müller, 1776)

  • 漢字・学名由来 漢字 樺太柳葉魚 由来・語源 本種が国内で初めて確認されたのがカラフトであったため。

  • 生息域 海水魚。浅海域で純海水魚。太平洋と大西洋の寒帯域、北極海。北海道のオホーツク海沿岸。

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オスも美味しい本ししゃも

子持ちししゃもとして出回るカラフトシシャモ。オスの流通はほとんどないので、シシャモは「子持ち」と考えている人も多いでしょう。しかし本ししゃもを知る人からは、身はオスがおいしいという声もよく聞かれます。素材の質にこだわる寿司や刺身には、オスの身を使います。もちろんメスの卵も絶品。どちらもぜひ味わってほしいものです。

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